孫の世話
2024/05/13
純は60代の女性です. 3歳の孫はかわいいが,孫の世話は体力だけでなく大変な経験であると話してくれました.
孫の世話
純と孫のキララ
純は60代後半の女性です.
純は週3回働き,高齢の母親の家事や病院通いを手伝いながら,
忙しい日常を送っています.
純には成人した三人の子どもがいて,それぞれ家庭を持っています.
末娘サツキには三歳の娘キララがいます.
キララは母親が仕事中は保育所で過ごしますが,祭日や夜間は保育所が使えないので,
純が世話を頼まれます.週に一回くらいです.
孫はかわいいですが,孫の世話をするのは純には結構大変です.
サツキが夜勤で働くときは,夕方保育園から帰宅したキララを純が預かります.
キララが好きな食事を作って食べさせ,室内で遊ばせ,入浴させます.
キララの父親が迎えに来るまで世話を続けます.
祭日は早朝から長時間預かり,公園にも連れて行って遊ばせます.
孫はかわいいですが,体力的に結構大変です.
三歳のキララは賢く,かなり自己主張をする子どもです.
キララのわがままに,おばあちゃんの純は困ることがあります.
隠しておいたバナナを探し出して椅子に登って取ろうとします.
嫌いな野菜を食べたから,好きなアイスクリームを食べたいと
泣き叫んでアピールします.
純には成人した三人の子どもたちがいます.
純は子どもたちが,丈夫な体で,健康に育つように心がけました.
子どもたちが食べ物からしっかり栄養を取り,よい習慣を身につけるように,
厳しい態度で育てました.
ある日,純が昼食を準備して12時に食べるように子どもたちに言って出かけると,
子どもたちは隣のおばさんからのお昼ご飯の誘いも断って,
母親の作った昼食を食べていました.
純は子どもたちには将来強く生きていけるように,自分でできるように
なってほしいと育てました.
キララにも,彼女の将来のために,厳しい態度で接するのが純の方針です.
成長するにつれて,食べ物を粗末にしないことや交通ルールも学ぶことでしょう.
ごはんの途中でアイスクリームを食べたいとわがままを言うキララに,
純が食事を食べないとアイスクリームはないと毅然とした態度を貫くと,
キララは急いでご飯を済ませます.
キララは,やればできるのです.
純はキララにアイスクリームより,まず夕飯を食べてほしいと考えています.
というのは,キララが丈夫な体で健康に成長するためには栄養豊富な食べ物が
必要であると信じているからです.
公園に行く時に,純から,散らかしたおもちゃを片付けなければ公園にいかないと
言われるとキララは泣き叫びますが,純は片づけないと公園には連れて行かないと
厳しい態度で接します.
キララは慌てておもちゃを片づけます.
二人は公園に出かけます.
キララはやればできるのです.
純が保育園に迎えに行き,泣き続けるキララに泣き止むまで,帰れないよと,
はっきり言うとキララは一生懸命に泣き止もうと努力し,泣き止んでから
純と電車に乗って帰ります.
しかし,両親が迎えに行くと,キララの言いなりなので,
キララはいつまでも泣き続けます.
純は,毅然とした態度で接すればキララは泣き止むことができるのにと,
考えています.
純にとってキララはかわいいが,その将来が心配です.
子育ては親の責任なので,その方針に口出しはしませんが,三つ子の魂百までなので,
純は自分のやり方で接し,キララの将来を心配しています.
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