作業としての駅伝
2024/08/22
前回は,友人の夏代が駅伝に参加したときの経験について,
どのように夏代は職場が居心地よくなり,働きやすくなったのかを書きました.
今日は作業としての駅伝の効果(力,機能)を理解するために,作業として,
夏代の駅伝の経験を分析します.
作業としての駅伝
この物語の始まりで夏代に何が起こったのかを考えてみましょう.
夏代は職場を移動になり,新しい職場は居心地が悪く,うまく働けず,
同僚にも慣れない状態でした.
夏代にはこの職場に属している感じがまだありません.
これが彼女にとっての環境の挑戦です.
夏代は,同僚から駅伝に誘われたとき,参加することを選択しました.
それから夏代がしたことと,彼女に起こったことに注目しましょう.
駅伝はチームで競うスポーツです.
夏代は,駅伝の準備を始めました.
靴を購入し,タスキの受け渡しを自主練習しました.
練習中,夏代は駅伝チームの走者として先行する走者からタスキを受け取り,
次の走者に渡している自分を想像していました.
夏代はチームの成績に貢献するために,自分の区間2.25㎞を完走することと,
次の走者にタスキを渡すことを目標にしました.
夏代は駅伝大会に出場し全力で走りましたが,他のチームの走者たちに
どんどん追い抜かれました.夏代はチームの成績に貢献できませんでした.
しかし,彼女のチームメートたちは彼女を尊重し,彼女がチームの一員として
努力したことを労ってくれました.
作業としての夏代の駅伝には,駅伝チームへの参加の選択,レースの準備,
自主練習,レースの出場,選手たちとの協力,彼らに受け入れられたことが
すべて含まれます.
この作業に従事することを通して,夏代は,この駅伝チームの
選手になりました.
夏代は選手たちを親密に感じ,信頼するようになりました.
夏代は駅伝に打ち込んだのです.
この作業は,彼女がチームに所属して,チームや選手たちとの一体感を作るのに
役立ったのです.
この一体感は駅伝が終わった後も,職場でも続きました.
一体感と所属感は,夏代が居心地よく,効率的に働けるように支えてくれました.
そして,彼女がよい場所を自分で作れるように支えたのです.
駅伝は,夏代のウェルビーイングを高めたのです.
あなたは,夏代のような経験をしたことはありませんか?
新しい学校や,職場で,最初は馴染めず,居心地悪く感じませんでしたか?
どんな作業があなたに一体感を持てるように,居心地よく,うまく働けるように
助けてくれましたか?
その作業は,クラスメートとのおしゃべりでしたか?
一緒に課題をやり遂げることでしたか?合唱クラブでしたか?
サッカーチームでしたか?
その後で,居心地がよくなったり,みんなを信頼できたり,みんなと
うまく動けるようになりませんでしたか?
今日は,共同作業の力と意味についての例をひとつ挙げて分析しました,
いかがでしたか?
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